今を生きる人々に忍び寄る影。うつ病には抗うつ剤

しっかりルールを守る

自分の服用している薬剤に注意を払おう

 うつ病治療の基本は1種類の抗うつ剤を一定期間処方することによるものです。抗うつ剤にはいくつかの種類があり、それぞれに作用や副作用の程度が異なっています。その中の1つを選択して処方するわけですが、ある薬剤が効かなかったからと言って、抗うつ剤全てが効かないということにはなりません。  また、抗うつ剤はたいていの場合、効果が現れるまでに一定の時間がかかります。その薬剤が効いたかどうかの見極めをいつ行うのかは、実は医師でも確定した基準があるわけではありません。自分でも積極的に薬剤の作用に注意を払い、常に担当医とコミュニケーションを密にする努力しましょう。はたして今服用している薬剤が効いているのかどうか、確認しながら治療を進めていく必要があるのです。  飲んでおしまい、ではなく自分で身体と相談しながら、治療を受けていきましょう。そうすれば、必ず自分に合う抗うつ剤が見つかることでしょう。

うつ病治療は抗うつ剤だけじゃない

 抗うつ剤を処方する時には、まずは最新の薬剤から試していくのが基本です。よく言われるSSRIやSNRIと言ったものです。なぜこの種の薬剤から処方するのかと言えば、副作用が少ないからに他なりません。この中から1種類選択し、それを一定期間試したうえで効果が無ければ他の薬剤に替える、というのがベースとなる治療法です。あまり多種多量の薬剤を処方するのは、避けなければなりません。  そして、さらに抗うつ剤治療以外の治療と組み合わせて行うことが、今いろいろと模索されています。注目を浴びているものに、運動、エキササイズがあります。有酸素運動を取り入れた場合、抗うつ効果が上がることが、海外の研究で確かめられています。  運動は副作用も無く、誰でもやろうと思えばできるものです。抗うつ剤と合わせて気軽に取り入れられるものとしては、ぴったりのものと言えるのではないでしょうか。